≪和蜂の保護と養蜂を通して自然環境保全活動を推進します≫
ニホンミツバチ(和蜂)は日本の在来種で、野山に広く分布しています。日本の気候や環境に適合し、野山の自然や農業を支える重要な役割を担っています。ニホンミツバチは自然生態の指標生物と云われるほど農薬などによる自然環境変化の影響をいち早く受ける生物です。「ニホンミツバチ基金」では、自然農法を推進する教団や団体の農場を始め、城址や各地の神社の杜に巣箱を設置し、野生のニホンミツバチの保護と養蜂に努めます。その啓蒙活動の一環として講演会やフォーラムを開催しております。
◆ 我が国の山野の樹木や花、農作物の80%をミツバチの授粉が支えていると言われています。在来種のニホンミツバチ (和蜂) は縄文時代以前から生息して大自然の営みを助けて来ました。
文献上の「蜜蜂」の初見は『日本書紀』の7世紀の記事ですが、平安時代に編纂された『延喜式』には、各地からの献上品として記されています。古来、和蜂(ニホンミツバチ)の蜂蜜は神への奉納品であり、食用、薬用、交易品と様々な用途で使用されてきました。
熊野地方では「ヤマンバチ(ニホンミツバチ)はお伊勢さんの使い」と云われ、神聖視されていました。
◆ニホンミツバチの採蜜は年に一度なため稀少な蜂蜜です。単一の花から集中的に蜜を集める西洋ミツバチに比べて、多くの花から蜜を集める性質があるニホンミツバチの蜂蜜は「百花蜜」と呼ばれ、少量ですが純度の高い蜂蜜を採蜜することが出来ます。
◆ ニホンミツバチの保護をお願いします。
ニホンミツバチは軒先や庭木など身近な場所に巣をつくることがあります。性格がおとなしく、むやみに攻撃することはありません。殺虫剤などで駆除をせず保護にご協力ください。保護を目的とした巣の撤去はご相談ください。
≫≫お問合せフォーム 又は 事務局:045-481-9361 までご相談下さい。
『ニホンミツバチ基金』 推進母体.NPO法人「にっぽん文明研究所」