別所 敬介 (兵庫・有馬温泉 湯泉神社宮司) 講演会 » 【 終了しました 】
↑ 印刷用 PDF(340KB)
お知らせ&FAX申し込み
人間は死者を埋葬する唯一の動物と言われますが、最近、イスラエルの洞窟内の墓地跡で1万2千年前の4基の墓に花を供えた痕跡を発見したそうです。『日本書紀』には伊弉冉尊が紀伊国の有馬村に葬られたとき、土地の人々が花を以てお祭りし、鼓や笛、旗などで歌い舞った、とあります。日本には仏教伝来以前から固有習俗の葬送儀礼があり、死後は、仏教でいうような十万億土にいくのではなく、祖先の霊の許に帰ってこの国土に留まり子孫の繁栄を見守ります。『 日の本に 生まれ出にし益人は 神より出て 神に入るなり 』と詠まれた歌のように、先祖から「血と心」を引き継ぎ、子孫に残す連続性が我われ日本人の特徴と言えます。今回の講師は、神戸・湯泉神社宮司の別所  敬介氏です。皆さまのご出席をお待ちしております。(奈良 泰秀)
テーマ : 「 日本人の死生観と神葬祭 」
日  時 : 平成25年10月21日(月) 午後1:30開始~4:00 (午後1:00開場)
会  場 : 新宿 成約ビル1階 セミナールーム
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-13-2 電話:03-5363-5181
●  都営新宿線・東京メトロ丸の内線・副都心線「新宿三丁目」駅より徒歩5分
● JR新宿駅東口より徒歩10分
入場料 : 無料
葬儀の形態はいく度かの変遷を経ております。3世紀頃は権力者が大きな古墳を造築しましたが、一般民衆は墓を持てず、野山や河川淵に遺体を遺棄していました。 11世紀には一条天皇が現在の原型となる葬儀が行われましたが、一般庶民に定着したのは、それから数百年後です。現在、葬儀の変化はまさに「1年ひと昔」の速さです。都市への人口移動や少子高齢化が地域共同体を衰退させ、菩提寺と檀家の帰属関係を希薄にしました。この状況で、我われ神職は葬儀をどのようにすべきかをお話します。 (別所 敬介)
ご連絡: ※ご予約締切り:10月18日(金)  定員になり次第締め切りとさせていただきます
主催:宗教新聞社  後援:にっぽん文明研究所  講演会