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第39回セミナー終了の報告 「代替医療と癒し partU」


 平成17年3月27日(日) 國學院大學 院友会館 地下大ホールにて第39回セミナーを開催しました。
『自然食と代替医療』 -健康な心と身体のための知識と課題(テーマ)-をテーマにし、飯塚 律子
榊原 光一、お二方に講師にお願い致しました。詳 細


飯塚 律子
  「生活習慣病を防ぐ自然食」
   -生涯現役の為の食事とは-

講師 飯塚 律子 氏 (フードコンサルタント・健康管理学博士)

健康・寿命・病気を遺伝子レベルで考える時代に突入
 ガンをはじめあらゆる病気、精神現象の大半を遺伝子レベルで考えるようになるという21世紀は、遺伝子治療の時代とも云われている。
 「長寿症候群」血中のHDL(善玉コレステロール)が普通の人の二倍もある。
 「早老症候群」平均寿命47歳、細胞の老化が40歳で160歳に相当!
 病気の発生は日常的なことが深く関わっている事が多く、多くの免疫学研究によって解明されてきた。日々の食生活が生体のさまざまな生理系統を調節し、さらにそれらの変調が原因で発病した場合、根本的な治療は食事である。

食生活のポイント
(1)人間は血管と共に老いる
・血管の老化(動脈硬化)を遅延させる食生活を身に付けよう。
・コレステロール 中性脂肪 尿酸 血糖 血圧のチェック
・飽和脂肪酸より不飽和脂肪酸の多い食事を。
・減塩、減糖を心がける。良質の酢を上手に活用。
・食物繊維を毎食毎にしっかりとる。
(2)活性炭素を増やさないことも老化、生活習慣病予防のポイント
・ビタミンC・P・E・カロチン・リコピン・B群・セレン・クエン酸・ポリフェノール、食物繊維豊富な食事を。
・一日に取りたい野菜類
  緑黄色野菜 200g 淡色野菜 200g
  いも類 100g 海草 10〜30g
  果物 100〜300g
・疲労・ストレスの蓄積を防ぐ。
・化学食品添加物、残留農薬、水質汚染などに注意
・運動、睡眠、休息のバランスを保つ。
(3)骨粗しょう症を予防して体系の老化を防ぐ
・カルシウム、マグネシウム、ビタミンD・C、必須アミノ酸、コンドロイチン、コラーゲン。
小魚、牛乳、ヨーグルト、海草、野菜などから一日800gのカルシウムを取る。
毎日の注意で高齢でも骨量は増やすことが出来る。
(4)肥満予防の決め手は
・減塩・減糖、食物繊維は一日25g以上。
・食事時間が夜にずれこまない。
・夜、果物を過食しない。
・基礎代謝を高めるため、動作を機敏に
 (1日三時間は起つ姿勢が良いのだそうです)
・中年からは内臓脂肪に注意を。
・「5種類のスープ煮」は肥満、心臓病、糖尿病、便秘の妙薬。
(キャベツ・にんじん・たまねぎ・セロリを葉ごと・トマトをトロトロになるまで煮込み、酒・固形スープ・塩・こしょうで味を整える。無農薬野菜の場合、皮ごと使用)
(5)身体のだるさを防ぐには
ユリ科の野菜、豆類、天然醸造酢
(6)10歳若返る三種の神器
ごま、小麦胚芽、スキムミルク(脂肪分が少ない)これに緑黄色野菜を併せて

ごま、のりは大変身体に良いのだそうです。
ただし、のりを食す時は、お醤油など付け過ぎないよう、(塩分を控えめ)とのことです。

 

今回の花は−醍醐桜−




榊原 光一





 藤波 襄二博士 と 奈良代表







 ティータイムの時間

 お茶のテーブルにもお花を


 左 メディテーション音楽作曲家の朝瀬 蘭
 詳しくはブログに紹介


 無農薬の製油を使用した
 メディカルアロマテラピー発の化粧品の紹介
 こちらも詳しくはブログに掲載
 

「代替補完医療を生活に活かす」
        -英国におけるファミリーヒーリングの試み‐
講師 榊原 光一 (代替医療ネットワーク カムネットJSC)

代替補完医療はCAM(Complementary & Alternative Medicine)として国際的な名称となり欧米社会、また最近では日本でも認知されるようになっています。私は医療先進国のアメリカでこの分野ではパイオニア的カリスマであるアンドルーワイル博士1992年に出会い、CAMの洗礼を受けた一人です。

幸いにもこのワイル博士の著作を日本に紹介した、日本におけるこの分野の第一人者、上野圭一先生が良きチューターになってくださったお陰で藤波襄二先生(日本ホリスティック医学協会初代会長・東京医科大学名誉教授)帯津良一先生(同ホリスティック医学協会現会長・帯津三敬病院名誉院長)という素晴らしい先生方のご指導をいただき、日本にこの代替補完医療の概念を紹介するために1997年から1999年、三回にわたる国際代替補完医療シンポジウムを開催する機会を与えられました。

その際いただいたご縁でアメリカ、イギリスでこのCAMの普及に活躍されている医師、研究者、政治家との交流が許されました。今回のセミナーでは私の体験から学んだCAMについてお伝えすると同時に、私が祖父の代から家庭を基本として取り組み欧米補完医療のメッカ、イギリスに紹介しております「ファミリーヒーリング」の実際と研究についてお伝えします。

アメリカでは代替医療(Alternative Medicine)イギリスでは補完医療(Complementary Medicine)とよばれるようになったのは1970年半ばのことです。この呼称は市民レベルで始まったのですが、90年代には医学界もそれを容認して政府や大学もCAM(代替補完または補完代替医療)と称するようになりました。

私が12年前ワイル博士のご紹介で訪ねましたアメリカの先端医療研究機関の総本山NIH(国立衛生研究所・メリーランド)に1992年開設されたOAM(代替医療調査室)の研究予算は当時200万ドル(2億円)程度だったのですが、毎年のように倍増し、1999年には国立ガンセンターと同格のNCCAM(国立補完代替医療センター)に昇格して2002年度予算が約1億ドル(200億円)に達しています。その後またたくまに全米の医学校にCAMの研究センターが設立されていきました。

イギリスはアメリカのように「代替医療」、「従来の医療にとって替わろう」というような攻撃的な表現でなく、「補完医療」というように「従来の医療を補って完全にしてやろう」という歴史ある国らしく「大人」の表現を使っています。英国では王室が補完医療として長い歴史をもつホメオパシーを取り入れており、次代の王室を担うプリンス・オブ・ウェールズ、チャールズ皇太子が先頭にたち、通常医療と補完医療を統合して国民の健康に資することを目的とした統合医療財団を設立して幅広い活動を展開しています。

イギリスではホメオパシー、オステオパシー、アロマセラピー、ハーブ療法など実に多くの補完医療が実践され、医師たちもそれを受け入れ統合医療の実現に着実に取り組んでいます。イギリスではNHS(National Health Service)が国家機関として国民の健康のために医療を提供していますが、その会長である医師マイケル・ディクソン博士は一般診療医を地域で努めながら、チャールズ皇太子と連携し、全英の国立病院での統合医療の実現に取り組んでいます。2003年英国南西部にあるオーケハンプトンに設立されたNHSの国立病院は英国初の統合医療病院です。

ここでは先端医療の診断と治療と併せて患者中心の医療が行なわれ、患者のニーズに応じて補完医療としてホメオパシー、オステオパシー、カイロプラクティック、アロマセラピー、マッサージ、鍼灸などが提供されています。

この病院は通常医療と補完医療の「統合」だけでなく、「文化の統合」も図ろうとイギリスの国立病院初のヒーリングガーデンとして日本庭園が実現しました。この造園には日本の造園師河西力氏が協力しています。去年11月17日このイギリス初の統合医療病院をチャールズ皇太子が訪問され、私もご挨拶の機会をいただきました。

さて、私はこうしたイギリスでも素晴らしい方たち、NHS会長マイケル・ディクソン博士、ブリストルキャンサーヘルプセンター前医療ディレクター、ロージーダニエル博士の協力、賛同をいただき祖父の代から三代にわたって家庭で実践しているジョウレイをファミリーヒーリング、家庭の癒しとしてイギリスに紹介する機会を与えられました。

そのジョウレイ(日本表記「浄霊」)の開祖・岡田茂吉師を教祖とする世界救世教の後援を得て、その信仰行である「浄霊」をイギリスではファミリーヒーリングとして研究活動を行っています。日本では信仰の行として宗教団体の信徒によって70年にわたって行なわれている浄霊が異文化の地イギリスでどのように受け入れられ、国民の健康のためにファミリーヒーリング、アート・オブ・リビングとして実践されていくのか興味深いところです。

浄霊は手をかざして大自然の力、神の光を取り次ぐことで取り次ぎ手、受け手の双方の霊性が向上し、健康と安寧を享受できるとするものです。形式としてはイギリスですでに行なわれているスピリッチャルヒーリングに似ていることから偏見なく受け入れられています。

イギリスではこうしたファミリーヒーリングが家庭の中だけでなく、患者同士が行い、医師や看護婦に完全に依存しない、自立した医療としても心ある医師、看護師から関心をもたれています。イギリスの国家医療費も20兆円を超え国家の財政を圧迫しています。ファミリーヒーリングに関心を持つマイケル・ディクソン博士によればイギリスのNHSの病院では診察を受けるのに5−6時間待たされ、入院のためのベットが空くのに3ヶ月は待たされるそうです。ですから家庭で行われ健康管理、家庭の安寧にファミリーヒーリングが活かせれば病院に来る人々の数を減らせ本当に医療が必要な人に治療を施すことができ、医療費の削減にもつながるというのが博士の期待するところです。

このように公的にファミリーヒーリングという形でそのためにも客観的な検証が必要であり、ロンドン大学インペリアルカレッジ医学部のジョン・グルゼリエ博士のもと医学生、乳がん患者、AIDS患者の参加を得て既に補完医療として認知されている催眠療法と比較して「精神神経免疫学」的なアプローチで3年間実験に取り組んできました。
その結果、不安改善の効果や血液検査では活性化を高める等催眠療法やリラクゼーションより、良い結果が得られました。


現在も実験を続けているのだそうです。
精神と体調は一致する、その通りだと思います、家族でお互いを癒しあえるのは理想的なのでないでしょうか。


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