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第17 回「にっぽん文明研究所」セミナー 『いま、イスラームを考える』のお知らせ |
時下、皆さまにおかれましては ますますご清栄のことと存じます。 日本の伝統文化と新しい文明を見据えて研究会・講座などを企画し、各種の活動を行っている「にっぽん文明研究所」では、第17回 セミナー『いま、イスラームを考える』を 開催します。 今回は、トルコ共和国政府の管轄下にあります東京ジャーミィのご好意で、昨年改築・新装なった「東京ジャーミィ・文化センターホール」をお借りし、会場をそちらに移しての開催です。 イスラームは、世界の広い範囲で信仰され、キリスト教に次いで信徒数が多く、仏教をいれて世界の三大宗教の一つです。その信徒数は十数億人とも言われておりますが、成立は紀元7世紀と、比較的新しい宗教です。そのイスラームの内実は、われわれ日本人に、あまり理解されておりません。 アラビア半島から興ったイスラームは、イコール中東・アラブ.といった図式で考えられておりますが、信徒数からいえば、インドネシア、パキスタン、バングラデシュといった国の順で多く、アラビア語の話せないアジアの国々の人々、アフリカ、ロシア、東欧の、圧倒的に多い非アラブの人たちに依って信仰されております。イスラームは、いまも活力ある宗教として、更なる発展を続けています。 現在、イスラームはアメリカで、中産階級以下の階層でその教勢を拡大させております。信仰を持つ政教分離の世俗主義国家・トルコの国民から、イスラーム世界からも異端視されているアフガニスタン実効支配の過激原理主義集団・タリバーンまで、全知全能・世界創造神・アッラーへの無条件的服従のもと、教義による信仰実践の日常生活を送っております。 イスラーム教徒(ムスリム)は、早暁から始める1日5回の、メッカに向いての礼拝を行ないます。 20数年前、私は三度に亘ってイスラーム圏・マグレブ(モロッコ・アルジェリア・チュニジア)を、ヒッチハイクに頼る旅をしました。小さな駅の屋根の上や、モスクの尖塔に取り付けられた拡声器から、礼拝を促す“呼びかけ(アザーン)”が、夜明け前の暗さのなか朗々と流れてくるのを、寝袋や安宿のベッドの上で聞きました。これに応えて多くの貧しい路上生活者が緩慢な動作で起きだし、老いも若きも礼拝する姿を見ました。毎日毎日、何処へ行ってもアザーンの独特な朗誦とその光景は、変わることがありませんでした。イスラームという宗教の持つ奥深さと凄みに、驚きと感動を実感しました。 今回のセミナーには、お二人の先生にご講演をお願い致しました。 東京ジャーミィ・文化センター副代表・セリム ユジェル ギュレチ氏 に「イスラームとは何か」という講題でお話しをしていただきます。クルアーン(コーラン)や宗教的義務(五行)、宗教個条(六信)など、イスラームについてのお話しを伺えると思います。また、島田 裕巳氏 には、「日本からイスラームを見る」というテーマで、われわれ日本人の目線で見るイスラーム世界の社会・文化・宗教についてのご講話を、していただきます。 そしてセミナー会場の、異国情緒溢れる建物内部の見学も可能です。 “イスラームについて考える”今回のセミナーに、皆さまのご参加を お待ちしております。
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